ケアマネージャーの仕事

キャリアアップとしてケアマネージャーを目指している人にとって、事前に仕事内容の現実的な面を知っておく必要があります。介護が必要な利用者に対し、その人に合ったケアプランを作成することがケアマネージャーの主な仕事です。

最初に必要な介護サービスを組合せ、利用者の生活が向上するようにします。
そして月に1回、利用者さんのところへ訪問して、今のサービスで大丈夫か確認します。もし変更が必要であれば即座に対応して、サービスの空白によって生活に支障が出ないようにする大事な仕事です。
また利用している介護保険の手続や、書類作成もおこないます。

しかし現実には基本の仕事以外にも、やることは多いです。利用者さんやご家族から不満が出たり、事業所から提案をしてきたりした場合は、すぐに出向いて対応することも頻繁に起きます。
そして利用者さんによっては生活全般をフォローしなければならず、基本の業務以外でも対応しなければなりません。

それから担当する利用者の人数は決まっており、要介護者は35人で要支援者は8人までになっています。もし上限まで担当した場合はかなり大変なことになりますが、それ以上にやりがいのある仕事です。
体が不自由で苦しい生活をしていた利用者が、自分の作成した介護サービスによって、しっかりとした食事が取れるようになったり、家の中がきれいになったりすることで、喜ぶ姿を見ることは大きい魅力です。
ケアマネージャーになる前に、これらの現実的な面を知っておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。